離婚をしたら養育費をいくらもらえるのか?
とても気になる問題ですよね。
通常、養育費の額は、裁判所が公表している算定表に基づき定められます。
ただし、常に算定表通りというわけではありません。
夫婦毎の個別の事情に応じて、養育費の額が修正されます。
子が私立校に通っている場合もそうです。
算定表は、子が公立校に通ってるものとして、養育費を定めています。
それでは、子が私立校に通っている場合、養育費はどうなるのでしょうか?
私立校は公立校よりも授業料が高いため、公立校よりも余分にかかる授業料を、夫婦で公平に分担しなければなりません。
そこで、養育費の額が修正(増額)されるのです。
例えば、算定表では養育費の額が月5万円であっても、子が私立校に通っていれば、その額が月8万円になることもあるのです。
このように、養育費の額は決して算定表通りというわけではありません。
養育費の請求をお考えの皆様におかれましては、安易に算定表に飛びつかないようご注意ください。
垂水駅前法律事務所 弁護士 松岡英和